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朝一杯の白湯がなぜ身体にいいのか。

前回アーユルヴェーダ的朝習慣の舌磨きを紹介しました。今回はもう一つの朝習慣、白湯を一杯飲むことの効能についてまとめてみました。ご興味ある方はご覧ください。

 

前回の記事はこちら↓

 

 

 

 

 

 

白湯(さゆ)とは何か。

まず白湯とは何でしょうか。言うまでもありませんが水を沸騰させたお湯のことを言います。厳密に言うと、飲むのにちょうどいい温度まで下げたものは「湯冷まし」と言いますが、これから紹介する「白湯」は「湯冷まし」のことを指すのでご了承ください。

 

水道水から白湯を作るには10分以上沸騰させ、しっかり塩素を飛ばす必要があります。ただ、そこまでこだわると毎日続かないという方は電気ケトルでぐつぐつ沸かした後に、蓋を開けて蒸発させながら冷ませばいいと思います。(夏は汗をかきやすく、温かい白湯を飲むと逆に水分を失ってしまうので、常温になるまで冷ました方がいいです。ただし、冷たいものは胃腸の働きを抑えてしまうので冷蔵庫入れるなどして冷やしすぎないように注意してください。)

 

↓うちはこういうの使ってます↓

よくないのは、沸騰させずに作ったぬるいものや、沸騰したお湯を水で割って冷ましたものを飲むことです。

 

江戸時代、福岡藩の藩医にもなった儒学者・貝原益軒(かいばらえきけん)が八十四歳の時に書いた健康指南書『養生訓』の中でこう言っています。

湯は熱いのを冷まして、ちょうどよくなった温度のときに飲むのがよいです。半沸きの湯を飲むと、腹がはります。

(『新訳 養生訓  編訳・蓮村誠)

完全に沸かしたものでないと体が水分を吸収しくいと言っているようです。

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Wikipediaより転載

「貝原益軒像」

 

また、アーユルヴェーダでは人間の体はカパ(・地)、ピッタ(・水)、ヴァータ(空・風)という3つの体内エネルギーのバランスで生かされており、にかけ沸騰させ空気や風を含んだ白湯は、体のエネルギーを調和させるのに最適な飲み物と考えられました。そのため、アーユルヴェーダでは薬を飲むときや、新生児・お年寄りなど体が弱い人の水分補給のためにも白湯が使われます。やはりここでも、ただぬるい水を飲めばいいわけでなく、いったん沸騰させた三つのエネルギーが調和した白湯を冷まして飲むことに意味があるようです。

 

 

 

朝一杯の白湯の効果

 朝、起きたばかりの人間の体温は一日で最も低くなっています。一杯の白湯を飲み身体を内から温めることで、血行を促進させ、消化の力を高め、内臓の働きを目覚めさせることができるのです。

 

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・デトックス効果

白湯は不純物が入っていないので水分を体内に吸収しやすく、尿による毒素の排出を促します。また、胃の中に重みが加わることにより「胃結腸反射」という反応が起こり、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を促します。その結果、便意につながりますし、水分で便が柔らかくなるのでお通じにも良いのです。

 

このように体の毒素をきちんと排泄し、腸内をきれいに保つことで他にもいろいろな効果が期待できます。なぜなら腸は食べ物の栄養素を吸収し、それを血液に乗せ、血管を通して体の隅々の細胞まで運んでくれるからです。どんなに栄養があるものを食べても腸をきれいにし、腸内の善玉菌が活動しやすい環境にしておかないと栄養は吸収されません。栄養素なしでは他の臓器や器官も正常に働けないのです。必要な場所に必要な栄養素が届き、エネルギーが効率よく動き出してこそ健康でいられるのです。

例えば白湯を飲む習慣で以下の効能がよく挙げられます。

・ダイエット効果(栄養素がいきわたれば代謝も上がります。)

・むくみの解消

・冷え性改善

・美肌効果

これらは必要な場所に栄養素が届き、身体が正常に動くようになれば当然起こりうる結果と言えます。

 

さらに

・水分補給

歳を重ねるほど水分を摂ること自体が重要な意味を持つようになります。人間の60%は水でできていると言われますが、年齢とともにその水分量は減っていきます。骨、髪、筋肉、脳、血液など体を作る細胞はすべて水分で維持されているので、水分の不足は老化を早める要因の一つになると言われています。就寝中は水分補給ができないので、翌朝が一番体が脱水しやすい状態にあります。だから、吸収されやすい白湯を飲むことが重要になってくるのです。ここで、コーヒーや紅茶などカフェインを含んだ利尿作用がある飲み物を飲んでしまうと、逆に水分を失うことになることになるので注意が必要です。

 

あの戦国武将の伊達政宗は日々自分の脈をとり異常がないかを確認するほどの健康オタクでした。ある時政宗は長寿の秘訣があれば教えてほしいと健康な老人を集め、話を聞きだします。すると、皆水をよく飲むという共通点があったため、政宗も見習って水をよく飲むようになったそうです。この話、現代の医学から見ても間違っていないようですね。さすが政宗!

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Wikipediaより転載

伊達政宗 (1567 - 1636) 肖像画



 

 

 

白湯を飲むタイミングと飲み方

お腹が空っぽの方が腸内をきれいに浄化できますし、就寝中に失った水分を補給できるという意味でも寝起きの一杯は一番おすすめのタイミングです。

 

朝のほかに白湯を飲むいいタイミングはあるのでしょうか。

 

アーユルヴェーダでは食事中にすするように飲むことで、消化が促されると考えられています。ただ、食事の直前や、直後はたくさん白湯を飲むと逆に消化力を弱めてしまうとされており注意が必要です。それと、寝る前はトイレで睡眠を妨げることがないようほどほどにした方がよさそうです。

 

飲み方ですが、ちょびちょび飲むことが大切です。細胞まで水分を取り込む能力には限界があります。一気に飲んでしまうと身体の細胞にいきわたる前に尿として排出されてしまうのです。そうなれば白湯の効果を最大限引き出すことができなくなってしまいます。

 

 

 

どのくらい飲めばいいの?

 一般的には一日に600~800mlと言われています。持病によっては水をたくさん飲んではいけない方もいらっしゃるようですので、持病がある方は医師との相談が必要です。それに健康な人でもあまり飲みすぎると血中のナトリウム濃度が低下し、「水中毒」になり体調を崩してしまうこともあるようです。白湯を頑張って飲むというよりも、お茶やコーヒーでほっと一息つく時間を、白湯に変えてみるくらいの気持ちで飲むのがちょうどいいようです。慣れてくると白湯でも十分リラックスできますよ。

 

 

 

以上、おすすめのアーユルヴェーダ的朝の習慣とその理由でした。

健康法は何でも自分の体に聞くのが大切です。ぜひ試してみて、自分に合うと思ったら取り入れてみてください!ご覧いただきありがとうございました!

 

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