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【体験談】心臓に不安のある人でも親知らずは抜けるのか。いくらかかるのか。

 

 

 

「これ親知らず抜かないとまずいね」

 

 

虫歯を治療するため近所の歯科クリニックに通っていましたが、レントゲンをみた歯医者さんにこう言われてしまいました。10年ほど逃げ回っていたのですが、ついにこの日がやってきました。

 

私の親知らずは横向きに生えており、若い頃からいつかは抜かなければならないと言われてきました。ただ、小さなクリニックでは処置できないらしく、紹介状を書いてもらい大きい病院に行かなければならないのです。ビビって今までやり過ごしてきましたが、年貢の納め時。総合病院を紹介してもらい後日、口腔外科の診察を受けに行きました。

 

総合病院で再度レントゲンを診てもらうと、やはり両サイドとも下の親知らずが横向きに生えており、隣の歯を溶かすように食い込んでしまっているようです。隣の歯は神経近くまで溶けてしまっているので、そちらも神経を抜く処置が必要だとのこと。治療の道は長くなりそうです・・・・。

 

親知らずを抜くに際して不安なことがありました。不整脈(発作性心房細動)の持病があり、調子が悪い時は横になっても息ぐるしく、立ちくらみや頭痛でしんどい日もあったのです。この状態で親知らずを抜けるのか心配でした。エリキュースという血栓を防ぐ薬も飲んでおり、血が止まりにくくなるので、その面でも治療が可能なのかわかりませんでした。

 

そのことを先生に相談したところ、エリキュースは継続して飲み続けて問題ないとのことでした。逆に治療後血栓ができやすくなるので薬を止めないのが一般的だそうです。ただ、心臓に問題がある場合、血圧が上がってしまうのがよくないのですが、親知らずの治療は、緊張感や麻酔の作用で血圧が上がってしまいます。そこで静脈内鎮静法という治療法を紹介されました。この方法は点滴による投薬で、ぼうっとしたリラックス状態で治療を受けられる方法です。血圧が上がらず時間も短く感じ、安心して治療が受けられるそうです。ただこの治療は入院が必要で、私の場合は親知らず2本を一度に抜くことができず間をあけて計2回入院が必要になり、それに伴い医療費が高額になります。普通の治療にしようか迷いましたが、安心にはかえがたく最終的には静脈内鎮静法を選びました。

 

静脈内鎮静法に興味がある方は病院でもらった説明書をアップしておきます。

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 この方法は心臓に問題ある人だけでなく、ただ親知らず抜くの怖いという人にもおおすすめのようです。

 

 

 

入院当日。

10時に病院到着しました。病室に案内され、だらだらしながらスマホいじり。

 

12時お昼ご飯。治療中に吐きそうになるといけないので、半分以上残すよう言われました。

治療前に水分補給?の点滴。

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13時。点滴のまま車椅子で治療室へ移動。

口腔外科っていうから勝手に手術室みたいな部屋をイメージしていたのですが、クリニックと見た目には変わらない空間で拍子抜けしました。車椅子から治療椅子に移され、先生と軽く今の症状などおしゃべりしていると、点滴に痛い液体が入ってきました。「な、なんか痛いです!」と看護師さんに伝えると、「これ痛いやつだから」と。どうやらこれが、鎮静剤のようです。

すぐにほんわかしてきました。声は聞こえて返事もできるのですが、ぼうっとしてきて、酔っぱらったような気分のいい状態に入りました。すぐに治療が始まり、がりがりバリバリ歯を砕きながら除去しているのがわかります。意識は残っていましたが、全く痛くないし恐怖心も起こりませんでした。なるほどこれは楽だ。多分かかった時間は10分から20分くらいだと思うのですが、意識朦朧で気にもなりませんでした。体感としてはあっという間で、治療が終わるとストレッチャーに移され、部屋まで運んでもらいました。

 

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夕方くらいには意識元通りになっており、水分補給?の点滴と抗生剤の点滴をしました。ほとんど痛みなくその日の夕食を食べることができました。おかゆでしたが、おかずは普通の食事で、この日は鯖みそでした。半解凍のゼリーも出ましたが、しみることもありません。美味しかったです。ここから食後に飲む痛み止めが3日分が処方され、毎食後飲み続けなければなりませんが、この時点でなんだかもうすっかり終わった気になっていました。

 

21時消灯。することもないので眠りました。すると深夜2時ごろ痛みで起きて頓服の痛み止めを飲みました。夜間は次の痛み止めまで時間があくので、効き目がもたず深夜に痛みが出やすいらしいです。頓服が効いてきて再び就寝。これが親知らずの抜歯か!とここで実感しました。

 

 

 

入院2日目。

朝、再び抗生物質を点滴。ちなみに点滴は終わると管は外しますが、針はさしっぱなしで固定。就寝中など、自由に腕が曲げれず初日から退院まで結構なストレスになりました。とにかく点滴が多い。

入院中は、傷口が開いてしまうことがあるので、歯磨きや口をゆすぐのは優しく、うがいは絶対にしないよう言われてました。朝食後先生に治療痕の確認をしてもらい、OKをもらいました。この時点で傷口が開かなければ大体出血することはないと言われたのでとりあえず一安心です。

 

午前10時に退院。しばらくは出血しやすいので、入浴や運動など血行が良くなることを控えるように言われました。一週間後に縫い合わせた糸を抜きに来るよう言われ、家族に迎えに来てもらい車で帰宅しました。

 

夕方、鏡を見てみると頬に飴玉大の腫れができていました。意外と余裕じゃんと思っていましたが、食後の痛み止めが切れると結構痛い。ネットで気絶するくらい痛いとか、痛すぎて知らない通行人に痛み止め飲ましてもらったみたいなカキコミを読んでいたので恐怖でしたが、最初に最大限ビビっておいたおかげで思ったほどは痛くなかったのは幸いでした。

しかし、その日の深夜、また食後の痛み止めの効き目が切れ、頓服で痛みを抑えて眠りました。朝まで効かず再び起き、そこからは寝むれませんでした。

 

 

 

3日目(退院翌日)

朝。「術後2,3日後がピークだよ。」という先生の予言通り、昨日より痛みも腫れも1.5倍になっています。痛み止めを飲めば痛みは和らぎますが、それでも結構しんどい。昼間でも我慢できず、頓服を飲んでしまうというような状態でした。

 

 

 

4日目

薬は全部飲み終わったのですがやはりまだ痛むので、近所の歯科クリニックで痛み止めをもらいました。すると、この日は1回薬を飲んだだけで、そのまま夜まで痛みが来ませんでした。4日目に痛みの波が去ったようです。後は治療部分が開かないよう気を付けて食事、歯磨きをして、自然治癒力に任せればよさそうです。

 

 

 

一週間後

4日目以降はたまにしくしく痛むこともありましたが我慢できないほどではなく、痛み止めなしで過ごすことができました。最後に糸を抜いてもらいに行き、無事親知らず1本目の治療が終了しました。

 

それではいやらしい話ですが明細の発表です。

①初診(レントゲン)

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②治療・入院

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③抜糸

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というわけで

 

合計 38,640円 となりました。

 

もう一本抜くと77,280円。親知らずの隣の歯の神経抜く治療もしなくてはいけないのでトータルで9万円近くかかりそうです・・・。入院保険が多少でそうですが焼け石に水。今回の治療で一番痛いのは財布なのかもしれません・・・。

 

ちなみにネットで調べてみると通常の抜歯であれば1本1万円いかないくらいで親知らずは抜けるそうです。正直もう一本の親知らずは静脈内鎮静法にしようかどうか迷ってます・・・。

 

 

以上、親知らずの抜歯体験レポートでした。

親知らずを抜いてみて、確かに痛かったですがこのくらいならもっと若い時に抜いておけばよかったなと思いました。私のように横向きの親知らずを抜く人も、それほど痛まず乗り切れる可能性もあるようです。ネットでは怖い体験談がたくさんあるので躊躇しがちですが、間違いなく若いうちに思い切ってやっておいた方がいいです。よかったら参考にしてみてください。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 

以後の経過は↓の追記をご覧ください。

 

 

追記:糸を抜いてもらった2日後に痛みがぶり返してきました。溶けた親知らずの隣の歯が痛むのか、今回の治療痕が痛むのかわかりませんが、痛み止めがないと頭が痛くて眠れないです。隣の溶けた歯の治療は3~4週間後にした方がいいと言われているのでもう少し痛み止めで我慢してみます。)

 

追記2:痛みがぶり返して3日経ちましたが、痛み止めが効く時間がどんどん短くなってきています。もう少し経ってからの方がよかったみたいですが、急遽親知らずの隣の溶けた歯の神経をぬいてもらいました。すると、少し楽になったきがします。ただ神経を抜いた歯は根元が親知らずの圧迫で変形していて処置が難しく、一回の処置に1時間ほどかかりました。(この治療のために最終的に5回もクリニックに通うはめになりました。)連日の大量の薬の摂取やこの治療の麻酔がストレスになったのか分かりませんが、夜、心房細動の発作が出そうになりました。運よく短い時間で治まりましたが、あらためて早めの治療をしておけばよかったと後悔しています・・・。まだ静脈内鎮静法があるだけよかった。普通の抜歯は無理そうです・・・。)

 

 

追記3:抜歯後3週間ほどたって、痛みは一番痛いときの半分ほどになっていますが、夜になるとまだ痛みで起きてしまい痛み止めが手放せないです。もう薬飲みたくない。)

 

 

追記4:抜歯後4週間目を過ぎました。痛みが急に落ち着いてきて痛み止めを飲まなくてよくなりました。「痛みおさまらないようなら隣の歯も抜いちゃいましょう。」と言われていましたが、何とか抜かずに済みそうです。ようやく光が見えてきました!改めて横向きに親知らず生えている方、早めの治療を!)

 

追記5:抜歯後一か月が過ぎ、ほぼ完全に痛みなくなりました!よかった!もう一本の親知らずもすぐに抜こうと思っていましたが、だいぶ薬漬けになったのでしばらく期間を開けようと思います。

 

結論:おそらく親知らずの治療自体は4日ほどで痛みはなくなったのですが、隣の溶けた歯の神経の影響でなんらかの痛みが一か月近く続いてしまったのだと思われます。

 

やっぱり、隣の歯に浸食する前に若いうちに親知らずの治療はすませておきましょう。ギリギリになればなるほど、痛いし、隣の歯まで抜かなければならないという可能性が高くなっていきます。しんどかったですが、なんとかレポートしきれてよかったです。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!)