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天満宮の橋は戻ってはいけない⁈ 亀戸天神社の歩き方。(東京都江東区亀戸)

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東京十社のひとつに数えられる亀戸天神社。境内からはスカイツリーを間近に見ることができ、多くの草花が季節ごとにいろいろな顔を見せてくれる神社です。その起源は1661年にさかのぼり、御祭神の道真公の末裔で、九州太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)の神官大鳥居信祐(おおとりいしんゆう)天神信仰を広めるため諸国を巡っていた折りに、この地に道真公ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされています。

 

 

 

 

御祭神とご利益

 御祭神は

・天満大神(菅原道真公・学問の神様として有名)

・天菩日命(あめのほひのみこと)

の2柱です。

 

御祭神の菅原道真公の不幸な晩年とは?

道真公が神様になったワケ。

天満宮の神紋が梅なのはなぜ?

道真公の使いが牛なのはなぜ?

などの疑問については過去の記事で調べているのでよかったらこちらをご覧ください。

↓     ↓     ↓

www.kenkobit.site

 

それではもう一柱の御祭神。天菩日命(あめのほひのみこと)とはどんな神様なのでしょうか。

 

 アメノホヒアマテラスオオミカミの次男です。「国譲り」の神話の中でアマテラスは豊かなになった地上の国(出雲)を見て、なんとか説得して自分たちに国を譲らせようとアメノホヒを使いに送ります。その時、出雲を支配していたのは大国主命(おおくにぬしのみこと)ですが、人たらしで知られる大国主命はアメノホヒを迎え入れ接待し、出雲に取り込んでしまうという場面があります。その後、アメノホヒは出雲の国造(くにのみやつこ/県知事みたいなもの)や土師氏(はじし/古墳づくりのプロ集団)の祖神となったと伝えられています。

 

その土師氏の末裔のひとつが菅原氏につながるためこの神社にアメノホヒが祀られているのです。

 

 

気を付けよう!神社の橋の渡り方。

境内でまず目に入るのは参道にかかる立派な太鼓橋(たいこばし/半円形に近い反り橋のこと)です。この池にかかる橋は天満宮の総本社・福岡にある太宰府天満宮の境内を模したものです。

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拝殿に向かって真っすぐ太鼓橋・平橋・太鼓橋の順に3つの橋が架かっており、鳥居側からそれぞれ過去・現在・未来を意味するとされます。心字池(しんじいけ)という池の上を渡ることで禊(みそぎ)となり、邪気を払ってから神前に向かうことができるようになっています。それぞれの橋の渡り方にはジンクスがあるようなので紹介します。

一つ目の大きい太鼓橋が過去をつかさどる「男橋」です。過去だけに「振り返らずにわたる」のがいいそうです。

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次が現在をつかさどる平橋。こちらは現在なので「立ち止まらずに進む」。

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3つ目の小さな太鼓橋が未来をつかさどる「女橋」。ここは「つまづかずに注意して歩く」ようにしてください。

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そして参拝して帰る時には、せっかく縁起を担いで渡ってきたのに後戻りしては意味がないので新地池のほとりを回り道して帰るのが作法になっているようです。橋の渡り方に人生の教えが込められているんですね。

 

 

 

 

去年の不幸はなかったことに。

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 境内に立つこのちょっと変わった碑は「鷽(うそ)の碑」です。鷽とは下の写真の鳥の名前です。碑は口からよだれを垂らした化け物にも見えますが、よく見ると切れ込みから上の部分が鳥になっていて、よだれに見えるのが大きく誇張された足であることがわかります。

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Wikipediaより転載

野生の鷽(うそ)   by Alpsdake

 

道真公を祀る天神社や天満宮には正月に行われる「鷽替え(うそがえ)」という特殊神事があります。鷽(うそ)が嘘(うそ)と通じることから、前年の嫌な出来事を嘘に変えて吉とし、本年も吉となることを祈念する習わしだそうです。江戸時代までは近隣の人たちが自作の鷽を互いに取り換えっこする行事だったようですが、近年「鷽替え」は毎年神社で新しい木彫りなどの鷽に買い替えるという形になりその風習が残っているそうです。

 

授与品にも鷽シリーズが並んでいました。

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うそ土鈴(どれい)を購入しました。

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道真公が蜂に襲われたときに、鷽の大群が飛んできて助かったという伝承から生まれた行事のようです。道真公が大嘘つきで有名だったわけではありません。

 

 

 

 

境内には道真公にちなんだものがものがいっぱい

境内には道真公にちなんだものがたくさんあるので簡単に列挙します。

 

こちらは5歳の道真公の像です。5歳の時に読まれた歌が刻まれています。

美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある

「赤く咲いた梅の花が美しくて、自分の顔につけたくなってしまいました」という歌です。自分が5歳の時は、自分の名前書く練習とかしてたような気がする・・・。

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天神様でおなじみの撫で牛

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こちらは筆塚。道真公は書の神様ともされ、使い古した筆に感謝したり、更なる書の上達を祈願したりする方たちが参拝に訪れるそうです。道真公、多才すぎる。

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末社・御嶽神社道真公の学問の先生が祀られています。

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末社・花園神社奥さんと14人の子が祀られています。そっちもすごいのか。

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境内の花の見ごろはいつ?

境内には約300本の様々な種類の梅の花が植えられています。見ごろは2月中旬から3月上旬にかけてだそうです。私が行ったときは何も咲いていませんでした

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左右に見えるのは藤棚です。100株以上の藤の花が咲き誇るそうで、見ごろは4月下旬から5月上旬にかけてです。私が行った時は何も咲いていませんでした。

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せっかくなので花の見ごろを調べてから参拝しましょう・・・。

 

 

 

十社巡りの絵馬集め

東京十社ではそれぞれの神社で小さな絵馬を授与していただくことができます。亀戸天神社は藤の花と太鼓橋がデザインされています。

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必死で集めた記録があるのでよかったらこちらもどうぞ→

【検証】東京十社巡りは一日でまわることができるのか? 交通費はいくらかかるのか? - 神様との縁を深くする!知識で楽しむ神社と遺跡の歩き方。

 

 

 

アクセス

亀戸駅から徒歩で15分ほど。歩きがしんどい方は都バスで亀戸駅から亀戸天神前を経由するバスもあります。

 

 

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!