日本を楽しむ歩き方。

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三峯神社でのちょっと変わった不思議体験。

 

去年三峯神社を参拝した際、恥ずかしながら奥宮の存在を知らず参拝のスケジュールを組んでしまい、帰りのバスの時間との兼ね合いで奥宮参拝を断念したということがありました。今年はたっぷり時間を確保するため、前日に三峯神社を参拝して、境内の興雲閣(三峯神社の宿坊)にとまり、朝一で奥宮に向かう計画を立てました。ただ、この時ちょうど持病の不整脈で体調が悪く、何とか体調戻せればと少し間をあけた2週間ほど先の10月18日に興雲閣を予約しました。

 

そして、数日後なんとなく三峯神社のことを調べようとネットサーフィンをしていると「閉山祭」との文字が目に入ってきました。閉山祭とは三峯神社奥宮に向かう登山道を閉じる儀式とあるじゃないですか!

 

10月9日!えっ。間に合わないじゃん!

 

慌てて、予約日時を変更。閉山祭は間近に迫っていましたが何とかギリギリ前日の10月8日に宿泊予約を変更することができました。当日は天気も快晴、最高の参拝日和のなか三峯神社に向かいました。よかった。

 

最初に現れるのが「三ッ鳥居」。珍しい形をしています。ここをくぐると、なぜかぐっと空気が涼しくなります。

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随神門。木々の中で荘厳なたたずまいです。その大きさに圧倒されました。

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巨木に囲まれた長い参道を歩くと、階段の上にいよいよ拝殿が見えてきます。

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こちらが拝殿です。体調に不安があったので明日早朝、無事奥宮までたどり着けますようにと手を合わせました。

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時間はたっぷりあったのでさらに階段を上って奥宮遥拝所へ。

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階段を上りきったこちらが、奥宮までいけない方が遠くから参拝できるよう奥宮の方角に向かって設置された遥拝所です。

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そこから見える景色です。右手前の山のこんもりしている辺りに奥宮があるようです。再度、明日無事奥宮にたどり着けるよう手を合わせました。

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この後も境内をぶらぶら散策して、うす暗くなってきてから宿坊・興雲閣へ。つながらないほうがいいという方もいらっしゃるかもしれませんがUQモバイルの携帯もWi-Fiもしっかりつながりました。見晴らしの悪い側の部屋だったのが少し残念でしたが、きれいで広々とした部屋で安心しました。

 

夕食です。決まった時間に宿泊客がみんな大広間に集まってきていただきます。大広間で一人だと気まずいかなと思っていたんですが、さすが神社好き垂涎のパワースポットだけあって、一人で来ている方が男女合わせて4,5名いらっしゃり、一人でいることもあまり気になりませんでした。

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ふたをとって写真撮ればいいのにとらずにパシャリ。そそくさとカメラをしまい、いただきます。水がきれいだからかご飯が美味しい。蓋付きの物は小さい方は茶わん蒸しだったな・・・大きい方は・・・ かつ丼ではないのは確かです・・・

飲み物はソフトドリンクかお酒が選べ、熱燗をお願いしました。最高じゃないか!

(興雲閣情報:一泊2食付きで13000円ほどでした。特別料金で期間によっては安くなることもあるようです。素泊まりもできますが、一階の食堂は15:00に終わるので確かに安いですが特別な事情がない限り食事付きの方がよさそうです。正確なものは三峯神社興雲閣のホームページでご確認ください→こちら

 

フロントの方に聞くと翌朝、興雲閣から外に出れるのが朝5時。そして朝食が7時。奥宮までの往復が2時間弱かかる。せっかくなので誰も行かなそうな朝食前のその時間を狙って、神聖な奥宮を独り占めしてやろうと決意しました。

 

と、その時、何気なしにフロントの方に「奥宮登れるの明日までなんですよね」と聞いてみると、「閉山式の後でものぼれますよ。」とのこと・・・。慌てたのはなんだったのか・・・。11月に入ってからでも大丈夫だったらしいです。ただ雪が降ってしまうとかなり危ない山道になるので、それだけは注意した方がよいとのことでした。

な~んだと思いつつ、いったん部屋に戻り、大浴場のお風呂に入って、明日のためにと早めに床に就きました。

 

そして、一夜明けた翌朝5時、奥宮に向かいます。

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早朝のピンボケ写真。眠気を表現しています(笑)

 

こちらが奥宮につづく参道の入り口にある鳥居です。涼しくなってきたこの時期はスズメバチが活発に動くようになり、時々熊も現れるようです。クマよけの鈴は必須アイテムです。

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参道を歩く。

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 歩く。

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20分ほど歩いきました。まだ半分も行ってないくらいでしょうか。やばい。脈が以上に速い。頭が痛くなってきた。死ぬ。少し座って休み、登り始めましたが、ああ、やっぱり死ぬ。バクバクが今まで味わったことのないような異常な速さになっている。不整脈の影響だろうか。でも、三峯神社に来れることなんてもうないかもしれないし、交通費だけでいくらかかってるかなど考えるとなかなか山を下りる決心がつきません。レベルが全く違いますが、エベレストに登る登山家が下る決断ができずに命を落とす気持ちがわかるような気がしました。しばらく行くことも帰ることもできず途方に暮れていました。

 

あ、そうだ。おみくじ引いたのを後でじっくり見ようと思って、見ないでポッケに入れたまんまだった。

 

と思い出し、よしこれで進むか戻るか決めようと考えました。あきらめるなとか、念ずれば通ずみたいなことが書いてあったら行くしかないと決め、福守り付きのおみくじを開いたのがこれ。

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マジか。そんなにわかりやすく伝えてくれるんですね(笑)思わずその場で写真撮っちゃいました。やっぱり無事帰るのが一番。生きていればやり直しは何回でもできるということ・・・。

 

せっかく来たのにとへこみつつ山道を下ります。どうせ閉山祭後も登れるんだったら宿泊予約変更せずに10月18日にすればよかった。それだけ間あければ体調良くなってたかもしれない、そうすれば奥宮に行けてたかもしれない、ネットで閉山祭なんて目にしなければよかったのに、などなどいろんなことが頭に浮かびました。とぼとぼと大して登ってもいない道を下山します。

 

すると、目の前を何かが横切っていきました。鹿だ!慌ててカメラを向けました。暗くてなかなか上手く撮れなかったのですが、何とかその姿をおさめました。

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すぐいなくなってしまいましたが、俄然テンションが上がり、おお、あれは神様の使いかもしれないと、いなくなった後ろ姿に手を合わせました。またくればいいよと言ってくれているかのようで心も徐々に穏やかになっていきました。一瞬でやっぱり来てよかったぁに気持ちが変わった瞬間です。単純だ。

 

下山し、せめて奥宮遥拝所でも拝んでおこうと思い、昨日の階段を再び上がります。

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 するとちょうど奥宮あたりの位置から朝日が昇るタイミングでした。図らずも最高のタイミングで奥宮に手を合わせることができました。奥宮に無事に登れていたらこの景色は見ていなかったのかと思うと、こんなのもありかとなんだか不思議な気持ちになりました。

 

結局今回は奥宮を諦め、奥宮登頂のブログを書くことができませんでした。そのかわり、この変な記事ができたという・・・。

 

後日談ですが、この後台風19号で三峯神社の周辺も倒木などの被害があったようでしばらく道がふさがり参拝できなくなってしまっていたようです。宿泊予約が最初に予約した10月18日のままだったら、行くことすらできなかったことを知り、なんだかんだでやっぱり運がよかったなあとあらためて感じました。

 

人間万事塞翁が馬

 

いいように見えることが悪かったり、悪いように見えることが良かったりするものです。このことわざを体現したような不思議な旅になりました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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