神様との縁を深くする!知識で楽しむ神社と遺跡の歩き方。

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天狗の住む霊山・パワースポット高尾山薬王院(やくおういん)に行ってみた。(東京都八王子市)

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西東京を代表するパワースポット高尾山。ミシュラン初の日本版旅行ガイドブック(2007年)で、山では高尾山が富士山と共に3つ星の観光地として選ばれました。大都市近郊でありながら豊かな自然あふれる、その高尾山山頂近く、標高600mの山中に鎮座する高尾山薬王院(やくおういん)を訪ねてみました。

 

 

 

 

 

 

 

御本尊

薬王院はぽつんとあるような小さなお寺ではなく、境内は広い敷地を持ちます。

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薬王院の正式名称は高尾山薬王院 有喜寺(ゆうきじ)で、現在は真言宗智山派(ちざんは)の三大本山のひとつに数えられています。御本尊は飯縄大権現(いづなだいごんげん)です。飯縄大権現とは元々は長野県北部にそびえる戸隠山(とがくしやま)、飯縄山(いいづなやま)の農耕をつかさどる神様でした。後に戸隠・飯縄山は山伏たちの修行場となり、そこから「飯縄法」と呼ばれる妖術が生まれます。その妖術がもたらすご利益から飯縄大権現は戦国武将の篤い信仰を集めるようになり、農耕の神から戦の神様とされるようになっていきます。武田信玄は懐に飯縄大権現の小像を入れていたと伝えられ、上杉謙信は兜の前面に飯縄大権現の像をまつっていたそうです。

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ちょうど手元に戸隠連峰と飯縄山の写真がありました。長野県千曲市(ちくまし)側から撮影した時の写真です。写真左側奥のちょこんと飛び出ている山が戸隠連峰で、右側奥の高い山が飯縄山です。この辺は武田と上杉の勢力が拮抗した場所なのでどちらからも大切にされていたのかもしれません。

 

高尾山に話を戻すと薬王院は744年、高僧の行基(ぎょうき)により開山されました。下の写真は境内にある行基の碑です。当初薬王院の御本尊は薬師如来(やくしにょらい)で、薬王院の「薬王」は薬師如来に由来しました。

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それから600年以上たった南北朝時代の1375年に今度は高僧の俊源大徳(しゅんげん たいとく)飯縄大権現を勧請してきたことで、薬王院は再び広く信仰を集めるようになります。それ以来、飯縄大権現が御本尊となっているそうです。「権現」とは仏様がこの世にあらわれる仮の姿ですが、高尾山の飯縄大権現は不動明王とダキニ天が習合した仏の権現とされています。下の写真は境内の修行場に祀られた飯縄大権現像ですが、炎の光背、手に持った剣、羂索(けんさく/捕縛用の縄)は不動明王の特徴で、狐に乗っているのはダキニ天の特徴です。合体しちゃってます。

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薬王院にはなぜ天狗がたくさんいるのか

境内を歩いてまず気づくことは天狗がたくさん祀られていることです。鼻が高いのは鼻高天狗(はなたかてんぐ/大天狗。鼻が低く口が嘴(くちばし)みたいになっているのは烏天狗(からすてんぐ/小天狗です。

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お堂の両サイドに飾られた巨大なお面

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随神門の裏も天狗でした。

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天狗は飯縄大権現の眷属(けんぞく/神の使い)とされています。同時に除災開運、災厄消除、招福万来などのご利益の力を持つとして神格化されており、高尾山は飯縄信仰と共に天狗信仰の霊山としても知られています。

また高尾山は修験道の修行の場となっているため、呪力(超能力のようなもの)を体得した山伏と天狗を同一視することも多いといいます。

 

境内には天狗社(てんぐしゃ)という小さい社があり、天狗の特徴である下駄が奉納されていました。

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そしてこれはやめられないやつです。

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名だたる高僧のお堂がいっぱい!

高尾山ならではの面白いお堂もあります。こちらは神変堂(じんぺんどう)です。

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 役小角(えんのおづぬ)が祀られています。1300年程前の人で、山岳修験道(山伏)の開祖と言われています。亦の名を「神変大菩薩(じんぺんだいぼさつ)」といい、お参りの際には手を合わせ「南無(なむ)、神遍大菩薩」と唱えると足腰が健康になるご利益があるとされています。腰痛にも効くそうです。両脇に構えているのは狛犬ではなく役小角が呪力で手なずけたとされる2人の鬼です。

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上の写真は偉いお坊さんの本堂への移動準備の風景。この後お坊さんたちはホラ貝に先導され、行列になって移動したのですが、頭に山伏がつける小さな帽子、襟(ときん)をつけていました。ここにも修験道や山伏との強いつながりが感じられます。

 

一方、下の写真のお堂に祀られているのは、修行大師で、あの弘法大師(こうぼうだいし)で有名な空海のことです。薬王院は真言宗ですが真言宗の開祖が空海です。お遍路ができない人は修行大師をお参りすると、お参りした人の代りに修行大師が遍路を行ってくれるという信仰があります。

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石像も見かけました。

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こちらも境内にある大師堂(たいしどう)です。同じく弘法大師が祀られています。

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こちらの外周には四国お遍路の八十八のミニ霊場が設けられており、一周すれば四国お遍路と同じご利益があると言われています。四国のお遍路はおよそ1200㎞ですがここなら30mほどです。同じご利益でいいのだろうか・・・。

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ここでは整備された砂利道を歩きながら、八十八体の小さい弘法大師像に下の写真のように一円ずつお供えしていくという作法があるようです。調べたところ太子堂の前に両替用の一円玉が用意されているようなのですが、この日は三が日で人が多かったからか見当たりませんでした。

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 境内には根本道場と記された場所があり、立ち入り禁止になっています。ここは屋外でする護摩行(火を使った修行)などに使われるようです。玉垣の結界で囲われており、異空間の気配が漂います。

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心にブリーチをかけましょう!

先ほどから写真に見切れている石塔は六根清浄石車(ろっこんしょうじょういしぐるま)です。境内に18か所設置されており車の部分を各6回ずつ回し、合計108回まわし、108あると言われる煩悩から抜け出せるよう祈願します。「懺悔、懺悔、六根清浄(ざんげ、ざんげ、ろっこんしょうじょう)」と唱えながら回し、眼・耳・鼻・舌・体(身)・心(意)を清らかにすることを神仏に祈ります。

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こちらは百八の石の階段。一歩一歩「南無、飯縄大権現(なむ、いづなだいごんげん)」と唱えながら上ることで御本尊様が108の煩悩を乗り越える後押しをしてくれます。

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この二つの修行をやり遂げればまっさらさらの心に近づけるはず!



 銭洗いもあるよ!

こちらの八大龍王(はちだいりゅうおう)が祀られている水場で銭洗いをすることができます。八大龍王は仏法の守護神とされていますが、この水場で硬貨、または紙幣を洗って持ち帰り、家業に精進する福徳増進のご利益があるそうです。紙幣の場合は端を少し水につけるだけで大丈夫。

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銭洗いも全力です。煩悩が全く落ちてない。

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本当は下の写真の赤丸の所福徳弁財天があり、そこで銭洗いしたかったのですが勘違いして八大龍王の方でしてしまいました。弁天堂にも銭洗いがあります。行きたい方は相当分かりにくいとことにあるので注意して行ってみてください。

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高尾山頂上も近い!

20分ほど歩けば高尾山の頂上の見晴らしを楽しむこともできます。肉眼だとなかなかわかりにくいですが、こちらが頂上から見た江の島です。

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うっすらと見えるのは東京都心のビル群です。

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そして反対側には富士山も見えました。

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高尾山のおみくじ

おみくじはジャラジャラやるタイプの絵付おみくじでした。

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アクセス

高尾線高尾山口駅から高尾登山ケーブルに乗ります。6分ほどで上まで上がりそこからなだらかな坂を歩いて20分程です。(108段階段はあります。ただ、少し遠回りすればなだらかな上り坂で進むこともできます。)

 

リフトでもケーブルカーでも行けます。今回はケーブルカーで。

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勾配が急で楽しい!

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大分長くなってしまいましたが、それでも半分くらい内容を削ったつもりです。表現が不敬かもしれませんが予想以上の仏教大テーマパークでした。興味のある方はぜひ参拝してみてください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

芸能人が集まるお寺。豊川稲荷東京別院(東京都港区元赤坂)

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赤坂見附駅から徒歩10分ほどの都会のど真ん中にある豊川稲荷東京別院。こちらは正式には豐川閣妙嚴寺(とよかわかく みょうごんじ)という曹洞宗のお寺です。テレビ局が近くにあるため芸能人の参拝も多く、境内の提灯には多くの芸能人の名前が並んでいました。

 

 

 

 

御祭神

お稲荷さんというと宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)という神道の神様が御祭神として祀られることが多いですが、こちらのお寺は豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)という一般に枳尼天(だきにてん)と呼ばれる仏教の神様が祀られています。

豐川吒枳尼眞天が稲穂を荷(にな)い、白い狐に跨っていることからいつしか「豊川稲荷」が通称として広まります。下の写真はWikipediaより転載した剣と宝珠(ほうじゅ)を持つ荼枳尼天 (だきにてん) の図です。狐に乗った女神であることが見てとれます。

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Wikipediaより転載

by Hidenobu Tosa, 土佐秀信

 元々、この豊川稲荷東京別院は時代劇などに登場する江戸時代の名奉行として知られる大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)が日常信仰していた仏様を、明治になって赤坂一ツ木の大岡邸から現在の地に移してきたのが始まりです。それが愛知県にある豊川閣妙厳寺(とよかわかく みょうごんじ)の本山の直轄の別院(本山とは別に設けられた寺院)となり、現在に至ったそうです。

 

 

 

お金に困りたくないなら融通稲荷へ

豊川稲荷には多くの末社があり、いづれも人気のパワースポットになっています。なんといっても一番人気はこちらの融通稲荷(ゆうずういなり)です。

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融通稲荷では南無如意宝生尊天(なむにょらいほうしょうそんてん)が祀られています。名前の意味を考えてみると、南無は信仰を表すために頭に付ける語で、如意(いのままに)宝生(財産を生みだす)尊天(仏様)が祀られていることになります。真心を込めて信心すると金銀財宝の融通がかなえられると言い伝えられています。融通とは滞りなくいきわたることなので、出たらその分入ってきて困ることがないという意味でしょう。

融通稲荷には面白い参拝作法があります。

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神前に用意されているこの黄色い融通金という10円玉が入った小さなお守りを自由に持ち帰ることができます。幸せを祈願し、それを大事に財布の中に入れておくとご利益があるとされており、一年後に再び参拝し、その融通金を礼金として奉納する習わしになっています。下の写真にあるように融通銭お返し処があるのでこちらに去年の融通金を納めることになります。

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銭洗いでダメ押しをしよう

融通稲荷だけでは心配という方、ご安心ください。こちらには銭洗い弁財天様もいらっしゃいます。

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弁財天のご利益は芸道精進・財福招来と書かれています。真ん中に写っている弁財天と書かれた木の棒にご真言も書かれているので、手を合わせてご真言を唱えます。右の棚にざるが置いてあるのでそれを使って足元の池でお金を洗います。お札の場合は端っこをちょこっとつけるだけでOKです。後はハンカチで拭いて財布にしまうだけです。特に説明書きはありませんでしたが、一般的に銭洗いをしたお金を使うと何倍にもなって返ってくると言われています。融通稲荷との相乗効果で金運がめちゃくちゃ上がってしまうこと間違いなしです。

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 強欲。諭吉さんの顔も少しあきれているように見えます。

 

 

 

お金もいいけど良縁がほしい

豊川稲荷のパワースポットは金運だけではありません。縁結びの愛染明王(あいぜんみょうおう)もいらっしゃいます。

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愛染明王は人間の最大の煩悩の愛欲をそのまま仏の悟りに変えてしまうと言われる仏様です。恋愛、結婚をはじめ様々な良縁に導いてくれます。愛染明王の後ろの壁にはハート型の縁結び用の絵馬が奉納されています。

 

 

 

境内で七福神巡りができる神社

境内には七福神の像が置かれ、それぞれご真言が書かれています。ご真言はご利益を高める力を持つ言霊(ことだま)なので心を込めて唱えます。

七福神巡り用のスタンプも設置されており、スタンプ用の用紙200円、あるいは色紙1000円が授与できます。

 

弁財天(べんざいてん)芸道精進、財福招来

ご真言 おんそらそばていえいそわか

例えばこのご真言はおん(聖なる言葉)そらそばていえい(弁財天のサンスクリット読み)そわか(成就を願う言葉)といった意味があるようです。以下おんそわかは共通で出てくることが多いので意外と簡単に覚えられそうです。

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大黒天(だいこくてん):金運増長、開運招福

ご真言 おんまかきゃらやそわか

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福禄寿尊(ふくろくじゅそん):福徳長寿

ご真言 うんぬんしきそわか

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毘沙門天(びしゃもんてん):開運福徳、智慧出世

ご真言 おんべいしらまんだやそわか

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恵比寿尊(えびすそん):商売繁盛、漁業繁栄

ご真言 おんいんだらやそわか

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寿老尊(じゅろうそん):長寿、諸病平癒

ご真言 うんぬんしきそわか

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布袋尊(ほていそん):開運、良縁

ご真言 おんまいたれいやそわか

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他にも見どころたくさん

境内にはまだまだ魅力的なお堂や社があります。簡単に列挙します。

 

願望成就の叶稲荷尊天(かのういなりそんてん)

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円満な対人関係をもたらす徳七郎稲荷(とくしちろういなり)

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骨節の痛み、頭痛、肩こりなどから救ってくれる太郎稲荷。最近頭痛が悩みなので、お賽銭多めに入れちゃいました。

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整然とお稲荷さんが並ぶ奥の院(おくのいん)。

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信者さんから奉納した霊狐(れいこ)が地下におさめられている霊狐塚(れいこづか)。

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愛知県豊川市からやってきた神出鬼没のマスコットいなりん。稲荷ずしと狐が合体した姿。中にはお米が入っている(設定)。

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名だたる芸能人たちの奉納

TBSなども近いので名だたる芸能人たちの奉納した提灯が並んでいました。

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甘酒屋さんにもサイン色紙が飾られていました。

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マツコ・デラックスさんは何度も足を運んでいるのがわかります。他にもローラさん、ISSAさん、土屋太鳳さん、田中聖さんなど。左上は鳥肌実さんのサイン。いまだにとがっているのはさすがです。

鳥肌実さんを知らない方はこちら(amazonレヴューをご覧ください)

↓   ↓

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こちらの甘酒屋さん、豆乳を使った甘酒で飲みやすくておいしかったです。

 

豊川稲荷のお守り

 カード型の金のお守り集めていますのでこちらの1200円のお守りを授与していただきました。七福神の乗った宝船の上に豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)が飛翔しているデザインもお気に入りです。

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 金のカード型お守りのコレクションに興味のある方は画面右のカテゴリー「メタルカードお守り」からご覧ください。

 

 

アクセス

赤坂見附駅から歩いて10分程です。

近くに少し歩きますが、日枝神社赤坂氷川神社もあります。有名神社なので時間がある方はそちらもどうぞ。

 

 

 

長くなりましたが、以上が豊川稲荷東京別院のレポートです。

東京では度々神社に芸能人の痕跡を見かけますが、やっぱりああいう運に大きく左右される商売の人は神様大切にしてるなぁと改めて思いました。機会があれば、愛知の豊川稲荷にも行ってみたいです。その時はまた記事にするのでぜひご覧ください。よろしくお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

鎌倉幕府を支えた神様!銭洗いの聖地・宇賀福神社(うがふくじんじゃ)(神奈川県鎌倉市)

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鎌倉駅から歩いて30分ほどの所にあるこの洞窟のような入り口から入るのは鎌倉屈指のパワースポットとして知られる宇賀福(うがふく)神社です。「銭洗い弁財天」としても有名で全国から金運を求めて参拝客が訪れます。年末の極寒の長野を逃れ、寒さも穏やかな鎌倉の地を訪ね、銭を洗いに行ってみました。

 

 

 

 

 

御祭神

先ほどの鳥居をくぐりトンネルを抜けます。異世界への入り口を思わせます。

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トンネルを抜けると谷の中に境内が広がっています。

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そしてこちらが本宮です。御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。

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 こちらの神社の起源は以下の通りです。

源頼朝は平家を討ち1183年鎌倉幕府を樹立しましたが、永い戦乱によって困窮した民の生活を憂い、日夜神仏に祈りを捧げていました。すると、巳(み)の年の1185年、巳の月、巳の日に頼朝公の枕元に老人が現れ、「西北の方向に神の住む地があり、そこに泉が湧いています。その水を使って神仏を祀れば人々に自然と信仰心が起こり、悪鬼、邪気も退散して国内はすぐに平安に治まるでしょう。私はその地の主、宇賀福(うがふく)です。」と言って姿を消したそうです。目を覚ました頼朝公はお告げの通り西北の谷に泉を見つけ岩に穴を掘り、宇賀神(うがじん)を祀り、泉の水で供養を続けました。すると、国中は静かになり人々は富み栄えるようになったそうです。

 

上記の通りなら御祭神は宇賀神ですがこちらの御祭神が市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)なのはなぜでしょう。

 

宇賀神とは半身半蛇の神様です。枕元に現れたのが巳(み)の年、巳の月、巳の日だったのは宇賀神が白蛇の化身だからです。(巳は蛇の意味。)写真は東京の不忍池弁天堂(しのばずのいけべんてんどう)にあった宇賀神像です。

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宇賀神はこのような姿をしています。(顔が若い女性の場合もあり。)

日本の神様は神仏習合の流れの中で仏教の神様と結びつけられていきます。共通点は少ないですが日本発祥の宇賀神も仏教の神様・弁財天も水の神とされているためこの二つの神様が結びつけられたのかもしれません。下の写真は宝厳寺の弁財天像ですが、頭に宇賀神が乗っています。このように宇賀神が頭に乗った弁財天像は各地にみられます。

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Wikipediaより転載   宇賀弁才天坐像 宝厳寺蔵

by  663highland

 

ではなぜ御祭神が宇賀神でも、弁財天でもないのか。それは明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動の影響で、明治初期は神道の復権の勢いが強く、仏教が虐げられた時代だったため、神道の神様に仕立て直すお寺が多くありました。仏教の神様・弁財天と神道の神様・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は同じ水辺を守る女神だったため、同一神とされることもあり明治以降、市杵島姫命が宇賀福神社の表立った御祭神に選ばれたようです。

 

ややこしい。

 

 

銭洗いの起源

1257年、時の執権・北条時頼(ほうじょうときより)は頼朝公の信仰を受け継ぎ、宇賀福神社を信仰しはじめ、人々にも参拝を奨励しました。するとその時の信仰者が金銭を洗い清め、同時に心身を清め、行いを慎めば不浄の垢が消えるとして率先して持っているお金を洗い清め一家繁盛、子孫長久を祈りました。それが「銭洗い弁財天」の起源と伝えられています。ネット上には北条時頼が銭洗いしたのが起源との記載もありましたが、神社の由緒書きでは上記のような説明になっていました。

いずれにしても700年以上も前から大切にされている歴史のある銭洗いの井です。鎌倉時代の人と同じことしてるんだなあと思うと何だか面白いです。

 

 

 

銭洗いの方法

宇賀福神社の銭洗いは独特の作法があります。まず小さいロウソクと線香のセットを100円で購入し、下のざるをお借りします。

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大きいロウソクの火を使い購入した小さいロウソクに火をつけ写真のように立てます。

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先ほどの大きいロウソクでお線香にも火をつけ線香立てに刺し、その煙を浴び身を清めます。

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洞穴の中に奥宮があります。ここに弁財天様が祀られているので参拝します。

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こちらが奥宮。賽銭の前にざるをひとまず置く台も用意されてます。

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柄杓の置いてある台にざるを置き、お金を入れ、台の下に湧いている鎌倉五名水のひとつに数えられるこのご神水を柄杓で何度かお金にかけます。後は濡れたお金をハンカチで拭いてお財布にしまい、ざるを左にあるかごに返却すれば終了です。このお金を使えば何倍にもなって返ってくると信じられています。

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お札の場合は隅っこを濡らして拭くだけでOKです。ただ、神様に強欲がばれるので小銭の方がいいと思います。本来、不浄を消すための銭洗いだということも忘れないでください。弁財天様は目の前で見ています。

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といいつつ・・・。

 

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ちなみに銭洗いは巳(み)の日が特に効果があると言われています。巳の日は12日に一回巡ってきます。

 

令和2年(2020年)の巳の日は

1月3,15,27

2月8,20

3月3,15,27

4月8,20

5月2,14,26

6月7,19

7月1,13,25

8月6,18,30

9月11,23

10月5,17,29

11月10,22

12月4,16,28

となっています。

 

 

 

末社も忘れずに

 

階段を上った少し高い所にあるのが上之水神宮(かみのみずじんぐう)には水波売神(みずはのめのかみ)という水の神様が祀られています。

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こちらは下之水神宮(しものみずじんぐう)で同じく水波売神(みずはのめのかみ)が祀られています。

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横には一条の滝が流れ落ちています。

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こちらは七福神社。その名の通り七福神が祀られています。

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他にもまだまだ見どころがあるので境内を探索してみてください!

 

 

おすすめのお守り

宇賀福神社の名物として茄子のお守りが有名だそうですが、わたくしは金のカード型お守り一択なのでこちらを推薦します。

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金のカード型守りのコレクションは画面右のカテゴリー「メタルカードお守り」をクリックしてみてください。

 

アクセス

鎌倉駅から歩いて20分くらいです。タクシーだと片道初乗り740円で行けました。(2019年1月時点)

以上宇賀福神社のレポートでした。絶対行きたいと思っていた神社に行けて、銭も洗えて大満足の旅でした!

 

長くなりましたが最後までご覧いただきありがとうございました!

【金運カード】日本一簡単な七福神巡り! 小網神社(東京都中央区日本橋)

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日本一サクッと回れる七福神巡りで名高い日本橋七福神巡りの7社の内のひとつ・小網神社(こあみじんじゃ)。金運・強運のパワースポットとして知られ、平日にも関わらず狭い境内にたくさんの人が訪れていました。

 

 

 

 

御祭神

倉稲魂神(うがのみたまのかみ)→お稲荷さん

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)→弁才天。

福禄寿(ふくろくじゅ)→七福神のひとつ。道教にゆかりのある神様。

 

昔、萬福庵(まんぷくあん)という、観世音と弁財天を安置する庵(いおり)があったのですが、それが小網神社の始まりとされています。萬福庵は平安中期に天台宗の僧・恵心僧都(えしんそうず)が開いたとされているため、小網神社は約1000年ほどの歴史を持つと考えられています。

 

お正月の小網神社は長蛇の列ができ、その人気の高さがうかがえます。写真は2019年1月2日、この日は行列は角を曲がってさらに奥まで続いていました。

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 小網神社の名前の由来

西暦1446年に萬福庵(昔の小網神社)周辺で疫病が大流行し、村人たちが困り果てていました。そんなある日、網師(あみし・漁師のこと?)のお爺ちゃんが海上で網にかかっていたと庵に稲穂を持ってきました。そして、そのまま数日庵に寝泊まりしたんだそうです。するとその時の庵の主人の枕元に、庵をひらいた恵心僧都(えしんそうず)が立ち「そのお爺ちゃんを稲荷大神として祀れば、病気なくなりますよ。」と伝えてきたのだとか。主人が起きるとお爺ちゃんの姿はありません。主人はその夢に従いお爺ちゃんを小網稲荷大神と呼び、神社を創建して祀り日夜祈願したそうです。すると、しばらくしてお告げの通り疫病は亡くなり、村人は大変喜んだという言い伝えが残っています。

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稲はお稲荷さんの象徴です。お爺ちゃんが稲を持っていたのはお稲荷さんの化身であったことを意味していたんですね。神門も稲が使われていました。

この話しを聞いた当時の領主・太田道灌も土地を寄進し、度々参拝に訪れたのだそうです。

 

太田道灌を知らない方はこちらの記事に人物像をまとめてますのでぜひご覧ください↓

太田道灌のかいた人生変えるほど大恥とは?

 

というわけで、小網神社の網の字は網師のお爺ちゃんのからきたようです。小の字はお爺ちゃんだったからちっちゃかったのかもしれないですね。この事件からしばらくした江戸時代初期にはこのことにちなみ、この地域周辺を小網町と呼ぶようになったそうです。

 

 

 

小網神社の当たらない強運!

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金運パワースポットとして知られる小網神社。宝くじが大当たることを期待しちゃいますが、この神社の強運の由来は当たらないところにあります。

というのも、第二次世界大戦の折り、神社周辺の氏子の方たちが戦地に赴く前にこの神社で出征を報告しお守りを受けたところ、全員無事に帰ってくることができたのだそうです。それだけでもすごいのですが、さらには1945年3月10日東京大空襲の際にはこのような東京のど真ん中にありながら社殿を含む境内の建物が奇跡的に戦災を免れたのだそうです。

とにかく弾が当たらない強運の神様といえるでしょう。

 

 

 

みんな大好き銭洗いスポットもある

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こちらの御本尊の弁財天像は舟に乗っている姿と萬福庵(昔の小網神社)の名から萬福舟乗弁財天(まんぷくふなのりべんざいてん)と呼ばれており、上の写真の銭洗いの井の上に祀られている弁財天像も舟に乗っています。(この写真しかなく撮り直しに行く予定・・・。)御祭神の弁財天は財産の神様としても有名で、こちらのように銭洗いのあるところをよく見かけます。

以前の記事で、洗ったお金は氏子の人たちがいる近くのお店で使った方がいいと書きましたが、この神社さんのホームページには財布にしまっておくとご利益があると記載がありました。

 

 

 

彫り物もすごい。

現在の社殿・神楽殿は大正の明治神宮造営にも尽力した宮大工・内藤駒三郎(ないとう こまさぶろう)宮大工一門により、昭和4年に造営されたものです。

【ばく】

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【龍】

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【鳳凰】

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道路に面した写真右上の木造建築が神楽殿。五角形の珍しい作りになっています。

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日本橋七福神巡り

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日本橋の周辺の神社7社で七福神巡りができます。日本一短時間でまわれるとされ、2時間前後でまわることができます。小網神社は福禄寿(ふくろくじゅ)担当。福・禄・寿の福は子孫繁栄禄は財産運寿は健康長寿をつかさどっています。

いい顔してる。

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ちなみに左手に持っているテッペンのとがった桃のようなものは如意宝珠(にょいほうじゅ)というなんでも願いを聞いてくれる、ありがたい珠(たま)です。こっそりなでなでしちゃいましょう。

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神社仏閣などの欄干の上についている同じ形の物は擬宝珠(ぎぼし)と言って如意宝珠(にょいほうじゅ)を模したものです。 下の写真は天皇陛下が即位の儀式の中で使われた高御座(たかみくら)の欄干の擬宝珠(ぎぼし)です。

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カード型金運お守り

そして個人的な最大の目的。カード型の金運お守り。これは七福神巡りとは関係ありません。なかなか見つからないので、こんなアクセスのいい神社で手に入れることができて幸せだ。ただ、個人的な好みとして裏のデザインの英語表記はやめてほしかった・・・。

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この金色のカード型お守りに興味のある方は右のカテゴリー「メタルカードお守り」をご覧ください。

 

以上、小網神社のレポートでした。日本橋七福神巡りの7社の配置がわかる地図はこちらの日本橋七福神巡り公式ホームページから確認できます→日本橋七福神めぐり 公式サイト

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

【細部に注目】高御座(たかみくら)一般公開の見どころはここ!

ついに高御座(たかみくら)、御帳台(みちょうだい)が東京国立博物館で一般公開されました。満を持して上野に向かいました。

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 この日は月曜日で休館日でしたが、高御座・御帳台の特別展示だけ無料で開放していました。ありがたや。

 

展示されていたのは正面の本館奥の展示室。ロッカーに荷物をしまい、貴重品とカメラだけ持って金属探知ゲートみたいなところをくぐりました。警備が厳重。

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すごい!展示室に入った瞬間圧倒されました。高御座と御帳台が並んで展示されているのですが、高御座は高さ約6.5m、御帳台は約5.5mでその大きさと圧倒的な豪華絢爛(ごうかけんらん)さに息をのみます。わたくしのカメラ技術ではあまり伝わらないのが残念。絶対、実際見に行った方がいいです。

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令和の即位礼正殿儀(そくいれいせいでんのぎ)で天皇陛下がお乗りになられた向かって左の高御座(たかみくら)と皇后陛下がお乗りになられた右の御帳台(みちょうだい)大正の代替わりで使われたもので、昭和・平成・令和と修繕を重ねながら代々使われているようです。今回はその修繕費と移送費だけでおよそ5億円かかったと言われています。というのも、平成の即位礼正殿儀から28年たち、一部が劣化してしまったため、色あせた部分は希少な国産漆で塗りなおし、金具の劣化は純度の高い金箔で補修したのだそうです。黒・朱の漆と金のつやつやピカピカのコントラストに目がぎらぎらになりました。

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こんな感じでガラス越しに観覧することができます。

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 後ろや横は比較的すいていて撮影しやすいのですが、正面に人が多くたまり、戻ったり長い間立ち止まったりできないので、色々撮るのに結局5周しました。待ち時間がなかったからよかったですがそれでも結構疲れました・・・。

 

 

 

細部を見てみます。

高御座と御帳台は似ていますが結構違いがありました。(一枚目が高御座、二枚目が御帳台)

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こちらは高御座の大鳳凰です。ピカピカ。金がえぐいです。

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鳳凰がくわえているのは瓔珞(ようらく)という身分が高い人がつけるインド起源の装身具だそうです。

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御帳台の上に乗っている鳥は鸞(らん)という鳳凰の一種です。ちょっと目が怖い・・・。

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こちらも瓔珞(ようらく)をくわえています。

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屋根についている、くるんと丸くなったところを蕨手(わらびで)といいます。高御座には八角形の屋根にそれぞれ蕨手と8体の小さな鳳凰が飾られています。

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蕨手と蕨手の間には太陽のような造形の鏡と花型の飾りにはめ込まれた白い球が交互にいくつもついています。鏡は銀メッキだそうです。意味ありげですが何を意味するかは分かりません。(太陽と月かな、なんてふと思いました。昼と夜の繰り返しみたいな表現なのかなと。)下の彫り物は瑞雲(ずいうん)というめでたい事の前兆に現れる紫などの色のついた雲です。

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八角形の屋根は漆でつやつや。新車みたいです。八角形は陰陽五行説で森羅万象宇宙を意味し、その中心に天皇がお座りになるという説もあるそうです。

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ちなみに御帳台の方は鳳凰も鏡もついていないシンプルなデザインです。

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さらに高御座にだけ紫の御帳(みちょう)の懸け際を飾る帽額(もこう)がついています。スーパーゴージャスな帽額(もこう)です。

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ズームを使えば御帳のデザインも確認できるのがうれしい。

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艶めかしい欄干の朱色の漆をどうぞ。

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欄干の下には鳳凰と色とりどりの麒麟(きりん)が描かれています。

<鳳凰>

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<麒麟>

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こちらは天皇陛下の椅子・御椅子(ごいし)と即位礼正殿儀(そくいれいせいでんのぎ)で三種の神器の天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を置いた案(あん)と呼ばれる台座です。

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よく見ると雲の形の螺鈿の飾りが。雲の上の人ということでしょうか。

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御椅子はよく見ると菱紋(ひしもん)がついています。武田信玄で有名ですが、それよりも前から天皇家や、宮家で好んで使われた模様だそうです。(上面は雲の柄になっています。)

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玉座の向かって左手には2台の案(あん)があります。高い方の台は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、低い方は国璽(こくじ)・御璽(ぎょじ)を置いた台座です。

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高御座と御帳台の裏は天皇・皇后が上がられた階段があります。

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模様をチェック。

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なんの花だろ?

 

今までの写真でお気づきだと思いますがいたるところに菊紋がぎっしり。

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第二展示室には即位礼正殿の儀で使われた衣装や道具が飾られており、儀式の際の写真が多数展示されていました。

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衣装の文様まで間近に見ることができます。

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長くなりましたがレポートは以上です。次にいつ見れるかわからないし、もしかしたら一生見れないかもしれない高御座と御帳台、見に行ったかいがありました。とてもいい経験になりました。お近くの方はぜひ行ってみてください。東京の展示後、京都でも展示があるようです。(またばらして組み立てるのか。大変だな。)

 

展示室に17時くらいまでいましたがこの日は16時くらいから人が減った印象でした。帰るころには日が落ちていました。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

興味のある方はこちらもどうぞ。

 

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3分でできる忘れがちな初詣の作法の再確認!

初詣の際に気を付ける基本的な作法。年末年始なんて忙しくて調べてる暇ないという方のためにまとめておきます。(色々な作法があるので一般的なものです。)

 

 

服装

・できるだけちゃんとした格好。スーツや晴れ着じゃなくても目上の人の家にお邪魔する時におかしくない格好にしましょう。ハンカチも忘れずに。手水舎でハンカチがないと新年からいい加減な心になってしまいます。経験談です。すごい嫌な気持ちになります。

寒いのでニット帽をかぶることもあると思います。つい忘れてしまいがちですが神様の前では帽子をとりましょう。

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まずは鎮守神様から

・神棚がある方は神棚から挨拶。次に鎮守神ちんじゅがみ/一番近くにあり、よく行くお寺か神社)に挨拶します。大きな神社に行こうと考えてる方は「どこどこの神社に行ってきます。よろしくお伝えください。」と御鎮守様に取次ぎをお願いするといいそうです。いきなり大きい神社に行きがちですが、人はその土地の空気や水、人間関係で生かされているので身近な御鎮守様に失礼のないようにしましょう。お寺でも大丈夫です。日本は神仏習合の国。神様と仏様が別れたのなんて最近の話です。

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参道は真ん中を歩かない。

 ・真ん中は神様の通り道。参拝者はなるべく真ん中は通らないよう歩きます。といっても初詣は人が多くて変にこだわると迷惑なので混んでる大きい神社は神社の誘導に従いましょう。鳥居をくぐる時、出るときも鳥居の隅を通ります。その際は一礼も忘れずに。腰の角度よりも気持ちが大事です。

お寺の場合は真ん中を歩いてもいいそうです。仏様は境内を歩かないのかな?

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お賽銭

神社のお賽銭はお供え物なので静かに投げ入れます。縁起担ぐ人は5円(ご縁がありますように)、45円(しじゅうご縁がありますように)とかがよく言われています。10円(遠縁/とうえん)は縁起が悪いそうです。

お寺の場合はお賽銭は欲を捨てるという修行の一部だそうです。本義を考えれば、多ければ多いほどいいでしょう。(まあ、ほどほどに)

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祈り

神社によっても違いますが、お賽銭を入れ鈴があれば鳴らす。2礼2拍手して、祈って、1礼してどきます。(お寺の場合は静かに合掌して祈り、手を合わせたままお辞儀。最後に一礼。)祈る時はまず「どこどこから来た誰々です」と自分の名前を名乗ります。名乗ることを自分ここにいますからお願いしますよって欲深い感じがして嫌がる人もいますが、自分も知らない後輩に何か質問されたら、まずお前誰だよって思うと思います。初めての神社なら特に名乗るようにしましょう。次に無事今年も参拝できた感謝を伝えます。その後はお願いをしてもいいのですが、自分のことをお願いする時は「こういう年にします。お見守り下さい。よろしくお願いします。」と目標を宣言した方がいいようです。神様は目的地に運んでくれる存在なのではなく背中を押してくれる存在だということを忘れないようにしましょう。

順序:名乗る→感謝→お願い(宣言)

 

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おみくじ・御朱印の作法

おみくじや御朱印、お守り・破魔矢などを買うのも神社の楽しみのひとつですが、必ず先に参拝してからにしましょう。先におみくじ引いたり、御朱印をもらっているのを神様が見てたら、お前何しに来たんだと思ってしまうかもしれません。(でもまあ、御朱印は頼むだけ頼んでおいて参拝後に受け取るくらいならいいような気がしますけど・・・。)

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普段、神社に行かれる方なら知ってることばかりかもしれませんが、念のための覚書です。逆に何にもわからないという方は他のサイトで手水(ちょうず)のやり方などを確認しておくと参拝がスムーズにできると思います。

 

2020年の干支は庚子(かのえね)といい「新たな芽吹き」と「繁栄」の年だそうです。新たなことを始めるにも、今やってることをもっと波に乗らせるにも最適な年です。気持ち新たにいい年のスタートになるよう、気合入れて初詣に行ってみましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

イザナギとイザナミの仲を取り持った縁結びの神様。白山神社 (東京都文京区)

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六月の中旬に境内がアジサイの花でいっぱいになるあじさい祭りで有名な白山神社(はくさんじんじゃ)。こじんまりして落ち着いた印象の神社ですが、東京十社に選ばれたことからもわかるように、歴史の古い東京屈指のパワースポットです。

 

 

 

 

御祭神とご利益

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御祭神

菊理姫(くくりひめ) 結びの神様

・伊弉諾命(いざなぎのみこと) 日本の国土と地上の営みを生み出した男神。

・伊弉冉命(いざなみのみこと) 日本の国土と地上の営みを生み出した女神。

 

948年に石川県の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)から勧請してきた神様です。5代将軍・徳川綱吉以降、徳川将軍家にも信奉されていたと伝えられています。

 

イザナギ・イザナミは有名ですが、菊理媛(くくりひめ)とは一体どんな神様なのでしょうか。

 

 

菊理姫は結びの神様

全国に3000社余りある白山神社のご祭神・菊理姫ですが、実は神話の中では一度しか出てきません。

 

こんな場面があります。イザナギイザナミの夫婦神は地上の営みをつかさどる八百万の神様を産み出していました。ところが火の神を生み出した際にイザナミは大火傷を負い、それが原因で亡くなってしまいます。嘆き悲しんだイザナギは怒りで火の神を剣で切り裂き、イザナミに会いに黄泉の国(死後の国)に向かいます。ところがイザナミの変わり果てた醜い姿を見たイザナギは驚き逃げ出してしまうのです。イザナミの心はひどく傷つき、怒ってイザナギを黄泉の世界に引きずり込もうと追いかけます。様々な手段で捕まえようと試みますが、イザナギは何とか逃げ切り、黄泉の国の入り口を巨大な石で封じてしまいました。イザナミは中から恨み言を述べ言い争いになりますが、最後はイザナギ離縁の契りを言い渡されます。その時、菊理姫イザナギに何かを言いました。それを聞いたイザナギは褒め、そしてその場を立ち去りました。

 

 

どういうこと?と思いますが、なぜ菊理姫がそこにいたのかも、何を言ったのかも書いていないのです。ただ、流れからするとおそらくイザナミの心のアフターケアを引き受けたのではないでしょうか。一応、この夫婦の仲を取り持ったということで、神名のククリヒメククリ括る(くくる/結ぶ)からきているとされ、今では結びの神様としてあがめられています。境内の看板にはご神徳「伊弉諾(いざなぎ)命・伊弉冉(いざなみ)命様(修理固成の神)に依り、縁結び・商談成立(サラリーマン諸氏の信仰を多く集めております)商売繁盛・受験・家内安全その他広義にわたる仲介がなされます」とありました。

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「2人ともがっつり別れてるじゃん」というツッコミは入れないでください。神様は自分ができなかったことをご神徳にすることもあります。例えば、イザナミの死因になった火の神カグツチ安産の神ともされていますし、喧嘩に負け諏訪に押し込められたタケミナカタ武神として祀られています。タケミナカタは武田信玄や、古くは三韓征伐(朝鮮半島を征服したという神話)で知られる神功皇后の信仰が篤かったことでも有名です。

 

 

ホツマツタエで伝わる菊理姫

偽書とされていますが、近年再注目されている「ホツマツタエ」では、この菊理姫はイザナギの妹とされています。アマテル(アマテラスオオミカミ/ホツマツタエでは男神)の叔母にあたり、アマテルが生まれて最初に発した言葉を聞き切ったことから「聞く切り姫」→「きくりひめ」になったとか。聞き切るって何なんだろう。アマテルの活舌悪かったんですかね。もしくは話が長かったとか。ただ、菊理姫がイザナギの妹だとしたら兄夫婦の喧嘩の間を取り持ったという話が何だかリアルな話に聞こえてきます(笑)

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 白山神社に行く前に歯医者に行こう

 

 白山神社は虫歯の痛みを和らげるご神徳もあるとされています。何ソレ?と思うかもしれませんが今でこそ虫歯になれば歯医者に行けばいいですが、昔は治療法もなく江戸時代頃まではとにかく抜くしか方法がありませんでした。虫歯は万病の元と言われているように放っておけば深刻な事態に陥ることもあります。何とかしなければいけませんが、麻酔もない時代ですから、ぐらついてもいない歯を抜くのは相当の痛みだったと思います。虫歯は当時の人たちの大きな悩みのひとつでした。

そういった中、白山(石川県にある日本有数の霊山)の修験者の一人が「歯痛止めの業」という荒行を成し遂げ虫歯の痛みを和らげたとされ、それにあやかろうと多くの人々から篤い信仰を集めたそうです。

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江戸時代中期には女帝・後桜町天皇が歯痛で苦しんでいた時、白山神社から持ち帰った神箸と神塩を虫歯につけたところ、たちまち歯痛が治ったという逸話があったり、他にも全国に白山神社の箸を使って歯痛が和らいだという故事が多く残っています。そういった言い伝えから、この文京区の白山神社でも昭和初期まではお守りにつま楊枝(昔の歯ブラシ)を添えたものを参拝者に配っていたそうです。

 

現代では虫歯は神様に拝む前に歯医者に行った方がいいですが、今でも歯科医療関係の方や、歯科衛生にかかわる商品を扱う業者の方、歯科関係の資格の合格祈願をされる方など様々な方が白山神社を訪れているそうです。

 (参考:新潟総鎮守 白山神社ホームページ)

 

ここでは紹介しませんが、境内には他にもいろいろ末社もあるので、実際に訪れた際はそちらもしっかり参拝してみてください。

 

参拝の際、私の願いは一つ。「どこに引っ越しても、何回も通わされず、あまりお金をかけずに虫歯を治してくれる腕のいい歯医者さんに出会えますように。」(今のところ結構、出会ってます。)

 

 

アクセス

白山駅から徒歩三分ほどの駅近です。

 

 

 

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんも夫婦喧嘩の際や、なかなか治らない歯のアクシデントを抱えた際はぜひ参拝してみてください!